クリー、LED効率ブレイクスルー25％を優れたカラー品質で実証

February, 26, 2016, Durham--クリー(Cree, Inc)は、業界で初めて、134ルーメンパーワット(LPW)で約1600ルーメンを単一の高出力LEDで実証した。色品質は白熱電球と同じである。
　この成果によりクリーは、実際のLED照明アプリケーションの動作条件で類似の色品質の量産LEDに対して、画期的な25％のLPWを達成した。クリーの最新SC5技術プラットフォームを利用したこの重要な成果により、LEDシステムは性能が向上し、コストも下がり、色品質も向上することになる。
　クリーの共同創始者/先端オプトエレクトロニクスディレクタ、John Edmond氏は、「今日、LED技術の進歩は単なるLPWの増加ではない」として、「クリーが注力しているのは、スペクトル内容の改善、より暖かい色温度効果に注力しながら、実際の動作条件でLPWを高める非常に大きな機会の追及である。このR&D成果は当社の高出力LED技術革新を継続し、全体として最小のシステムコストでよりよい照明エクスペリアンスへの道を開くものである」と話している。
　優れた光品質を実現している現在のLEDの多くは、LEDの効率に妥協しながらそれを実現しており、これはシステム性能の低下、システムコストの上昇に帰着する。クリーの最新のイノベーションは、最小コストで高い光品質を可能にする、妥協のないソリューションを実証している。クリーの技術が達成するものの例として、平均光品質(3000K CCT & 80 CRI)の現在の60W LED置き換えランプが、コストを増やすことなく同じ光出力と消費電力で電球のような光品質(2700K CCT, 90+ CRI & 90+ R9)にアップグレード可能である。最近承認されたLED電球のCalifornia Title 20アプライアンス基準は、コストと省エネに妥協することなくこのタイプの性能の重要性を強調している。
　クリーの報告によると、R&D LEDの計測された性能は、350mAおよびジャンクション温度85℃で1587ルーメン、CRI Ra > 90および R9 > 90、 2700 K CCT.で134LPWだった。