新製品 詳細

フローサイトメトリー、コンフォーカル顕微鏡向け 超小型バイオレットレーザの高出力モデル

February, 19, 2016--コヒレント社は、超小型全固体バイオレットレーザOBIS 405 LXの高出力モデルをリリースした。短波長モデルの高出力化により、コンフォーカルイメージングの輝度やフローサイトメトリーにおけるスループットの向上が期待できる。

新モデルOBIS 405 LXはコントローラを内蔵した超小型パッケージ(70 x 40 x 38 mm)から250 mW以上(波長405 nm)の出力を発振する。また簡易操作性(プラグ アンド プレイ)とアナログ/デジタル(最大150 MHzまで)の直接変調機能を兼ね備えている。他のOBISシリーズ同様、OEM装置組込み及びエンドユーザー(CDRH対応、オプション)の両用途への対応が可能である。加えて、製品の出力仕様は余裕を持って設定されており、最大出力設定値の110%にて動作させることも可能である。

OBISレーザは、プラグイン コンセプトの先駆者である。レーザ共振器とコントローラが小型の筐体(レーザヘッド)に一体化されており、すべての波長、出力モデルのインタフェースが共通しているため、簡単に置き換えや増設が可能である。このため、多数のレーザを用いる装置への波長モデルの追加や出力拡張に理想的なレーザとなっている。

本モデルの優れたビーム質は、コンフォーカル顕微鏡やフローサイトメトリー(単一/複数レーザ搭載)応用に理想的で、その高出力により、Qdotをはじめ、従来から用いられているAlexa FluorやPacifica Blueなどの蛍光色素の励起用途において高感度化が期待できる。

コヒレント・ジャパン株式会社 産業用レーザセールスグループ
営業統括マネージャー 山崎 達三
TEL:03-5635-8700