February, 19, 2016--コヒレント社は、幅広い精密材料加工応用向けに高出力、高信頼性、小型設計を兼ね備えたAVIA NXシリーズのグリーンモデルAVIA NX 532をリリースした。本新モデルは、最大平均出力65Wを実現する小型設計のQスイッチ全固体グリーンレーザ(波長532 nm)である。高出力とともに、ビーム質(M2<1.3)が優れているため、切断、穴あけ、マーキングやスクライビングなどの応用でスループットの向上を可能にする。 最新の励起手法を採用することで、システム全体の光変換効率の向上を行い、また新世代の電気コンポーネントを用いることで、レーザヘッド内に一体化でき、小型(ヘッドサイズ587 mm)で信頼性の高い製品デザインが可能となった。高加速寿命試験(HALT)のプロトコルを通じて設計を最適化し、個々の生産ユニットには、加速ストレス性能試験(HASS)を実施することで、AVIA NXの信頼性を実現している。出荷前の厳しい試験は、製品の寿命を損なうことなく、製品の潜在的な信頼性の問題を特定、排除することを目的としている。 AVIA NXは、マイクロエレクトロニクスやソーラーセル製造などの幅広い微細加工応用に理想的である。例えば、薄い金属箔やフレックス材料の切断/穴あけや、シリコンの微細加工、3Dチップパッケージ製造、ICパッケージトリミング、インクジェットノズルの穴あけやソーラーセルのスクライビングや穴あけなどが挙げられる。 コヒレント・ジャパン株式会社 産業用レーザセールスグループ 営業統括マネージャー 山崎 達三 TEL:03-5635-8700 E-mail: sales.tokyo@coherent.com