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老眼矯正改善に超高速レーザ法が有望

February, 12, 2016, Hannover--現在、老眼は通常、老眼鏡をかけることで処置されている。この弱い視力のレーザによる矯正をテストする別の方法もテストされている。現在LZH(Laser Zentrum Hannover e.V.)は、プロジェクトパートナー2者と共同で仮想モデルを開発している。
 このプロジェクトでは、特別に弱いレーザベースの外科治療法がシミュレートできる。いわゆるfs-lentotomy法により、フェムト秒レーザでマイクロカットすることで水晶体を再び柔軟にする。RayFEyeプロジェクトの目的は、目の手術の結果が予想できるようにすることである。
 生体医療光学部のイメージガイドレーザ手術グループは現在、実験セットアップを開発しており、ここでは水晶体に対するマイクロカットの影響を評価できる。この複雑なセットアップの特殊機能は、サンプル水晶体、つまり動物由来成分を延ばしたり、延ばさなかったりできることである。したがって、目の多様な焦点距離をシミュレートできる。研究者たちは、目のマイクロカット前と後の両方でレンズを透過するビームパスの変化を計測できる。
 このような実験の結果で、老眼の外科的矯正カットパターンを決め、最適化できる。カットパターンと実験の計測結果はソフトウエアに登録される。ソフトウエアは、仮想レンズモデルを作成し、それに基づいて、手術に先立って外科矯正がシミュレートできる。
 プロジェクトの目標は、老眼を優しく矯正できる手術法を開発すること。また、ソフトウエアはさらに開発を進めて臨床用途向けにカスタマイズする。目の矯正の結果を改善するために前もって手術をシミュレートできなければならない。
(詳細は、www.lzh.de)