February, 3, 2016, Cardiff--UKシェフィールド大学からのスピンアウト企業、Stratiumは、ガスセンシングアプリケーション用に同社初の量子カスケードレーザ(QCL)を発売した。
同社はQCL設計をシェフィールドで開発した。現在Cardiffに拠点を置き、化合物半導体への5000万ポンドの初期投資を活用できる。
同社商業ディレクタ、Phil Cornish氏によると、エピウエファ構造にアンチモン層を入れたことにより、同社は特に短波長QCLで優れた技術をもっている。
これまでのところ、Stratiumは、IP Group、Finance Walesから30万ポンドの投資を受けている。それは同社の“Bruar”製品、中赤外QCLチップ・オン・サブマウントデバイスの発売を支えた。同製品は、室温で動作し、まずはガスセンシングや環境モニタリングを狙っている。
「現在、当社は、3波長、2.8µm、3.3µm、10.0µmを持っており、これらはそれぞれエタノール、メタン、アンモニアの検出に適している」とCornish氏は説明している。同氏によると、Stratiumは、産業グレードの性能と信頼性を持つ次世代の先進的QCLを市場投入することで、新しいOEMガスセンシング市場に注力していく。