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ITダウンタイムによる事業損失は年間7000億ドル

February, 2, 2016, Cambridge--IHSの調査「サーバ、アプリケーション、ネットワークダウンタイムのコスト: 北米エンタプライズ調査」によると、ICTダウンタイムによる北米企業の損失は年あたり総計7000億ドルに上る。
 レポートでは、北米企業が経験するICTダウンタイムの頻度、長さ、コスト、原因を調査している。サーバ、アプリケーションおよびネットワークの故障あるいは品質劣化などの調査。
「当社の調査では、ICTダウンタイムのコストは大きく、一般的な中堅企業で年に100万ドル、大企業では6000万ドルを超える」と調査ディレクタ、Matthias Machowinski氏は指摘している。
「ダウンタイムの主要コストは、生産性と収益を失うことである。問題の解決は小さなコスト要因である。すなわち、ICTシステムの信頼度を高めるためのわずかな投資が、生産性と収益の損失を減らすことによって、大きなリターンをもたらすのである」とMachowinski氏はコメントしている。

主な調査結果
・ネットワーク断はダウンタイムの最大の原因であり、広範囲におよぶ。ネットワーク断になると、アプリケーション、サーバ、装置のすべてが正常動作していても、相互通信できない。
・平均して、調査回答者は月に5回のダウンタイムを経験しており、1ヶ月当たり27時間のダウンタイムとなる。
・ダウンタイムの影響を減らすために企業は、早期検出機能への投資から、冗長性の改善、トレーニングや新たな人材の確保、ICTシステムに依存しないバックアッププロセスの実装に変更しようとしている。