January, 27, 2016, San Jose--IDT(Integrated Device Technology, Inc.)は、UVAおよびUVBの光スペクトルレベルを正確に検出できる光センサを発表した。ウェアラブルデバイスや各種モバイルテクノロジー製品向けに、新しい健康/ウェルネス機能を提供する。
この2-chセンサ「ZOPT2202」は、最近IDTが買収したZMDI(Zentrum Mikroelektronik Dresden AG)が開発したもので、超高感度のフォトダイオードを備えており、さらに、特許取得の赤外線抑制機能と組み合わせることで、高性能なUVソリューションを実現する。
また、このセンサは、健康/ウェルネス用途に加えて、各種アプリケーションにおける“状況認識”も可能にする。
IDTのモバイルセンシング部門製品ラインディレクタUwe Guenther氏は、「紫外線は浴びる量が多すぎても少なすぎても、健康を脅かす可能性のあることが実証されている。紫外線の過剰曝露は皮膚がんにつながるおそれがあり、曝露不足は季節性情動障害(SAD)やビタミンD不足を招くことがある。ZOPT2202センサは、UVAおよびUVBの光スペクトルを正確に検出する。これにより、ユーザーは周辺環境について正しく理解できるようになり、紫外線の量をモニタリングすることで、紫外線を過度に浴びてしまう危険な状態を回避することができる」と説明している。
モバイルセンシングソリューションの世界市場は急速に成長しており、利用台数は2018年までに15億台に達する見込みである。IDTの次世代UVセンサは、モバイル産業向け環境センシングソリューションをリードするポートフォリオの最新製品。