January, 22, 2014--1月15~17日にビッグサイトで開催された次世代照明技術展(ライティングジャパン2014内)で、光生物学的安全性測定・評価システム「LST」シリーズ(図)を紹介していたのがオプトコムである。近年LED照明が増えるにつれて、ブルーライトが注目されるなどLED光の人体への影響を調査するニーズが高まっている。だが一方で日本では基準や測定方法があいまいなままで、測定が後手に回っているのが現状だ。
そこでオプトコムが提供するのが、LEDの網膜や皮膚への影響を測定・評価するLSTシリーズである。「海外では人体の影響に関する測定装置メーカーが多く出てきているが、日本は対応が遅れ気味で、専用の評価システムも少ない。迅速な評価に貢献できれば」(オプトコム 代表取締役社長の伊藤忍氏)と言う。同シリーズはIEC62471に指定されている光放射危害の評価に対応したシステムとなっている。計測項目は光線性UV危害や近UV危害、眼への赤外線危害、肌への熱危害、また網膜への青色光および熱危害などとなる。波長範囲は200~1500nm(オプションで3000nmにまで対応)、波長精度は0.2nm。7mm入射径の人間の眼を模擬した光学系を採用している。今後も順次制定される安全規格に沿った内容のシステムをリリースしていく予定だという。
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