February, 13, 2025, 東京--KDDIとKDDI総合研究所は2025年2月5日、三次元(3D)メッシュ映像の、高効率な圧縮技術に関する国際標準規格であるV-DMC(Video-based Dynamic Mesh Coding)の暫定仕様に対応した、リアルタイム圧縮技術を世界で初めて開発した。
また、この技術を搭載したリアルタイムソフトウエアエンコーダーを用いて、ボリュメトリックスタジオで撮影した3Dメッシュ映像を圧縮し、受信拠点に伝送・再生する実験に成功した。
3Dメッシュ映像の伝送には膨大なデータの圧縮が必要になる。この技術では処理負荷軽減のため、圧縮処理の並列化と、圧縮処理自体の簡素化を取り入れた。その結果、映像品質を維持した状態で、従来のソフトウエアエンコーダーと比較して、圧縮処理速度を1,440倍に向上させることに成功した。
KDDIとKDDI総合研究所は2023年10月、V-DMCに対応したリアルタイム再生技術を開発した。同技術とV-DMCのリアルタイム再生技術を組み合わせることで、スポーツや音楽ライブなどの3Dコンテンツを、人物などの動きを忠実に再現した高品質な状態で、リアルタイムに配信することが可能になった。
(詳細は、https://www.kddi-research.jp)