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出力電流350mA~数AのLEDドライバ「ILDシリーズ」
掲載日:2011/9/22
ドイツのインフィニオン テクノロジーズ社は、照明用の高出力LEDドライバ製品ILDシリーズを発売した。出力電流が350mA~数Aと大きい。ドライバの出力電圧は4.5Vから40V以上あるので、LEDをストリング状に直列接続できる。屋内、屋外の使用にコスト効率を上げることができる。
ILDシリーズにはパワートランジスタを内蔵したタイプと、MOSFETを外付けするタイプがあり、幅広い範囲の応用で最大98%の効率が得られる。例えば、MR16ハロゲンランプとの置き換えや、住居用、商業施設用、建築物用、街灯用などの用途がある。
調光回路も内蔵しており、それぞれアナログの交流制御電圧によるアナログ方式と、マイクロプロセッサを使うPWM(パルス幅変調)のデジタル方式とがある。過電流による保護回路や過熱による保護回路があり、これらの保護回路のおかげでLEDランプの寿命を延ばすことができた。
ILDシリーズの製品例を上げると、ILD2035は出力1WのLED駆動用であり、MR16ハロゲンランプの置き換えに向く。ILD4001は出力段を外付けのパワーMOSFETを使うタイプで、保護回路を集積しスタンドアローン的な使い方に向く。また出力電圧範囲は、ILD4001が4.5~42Vであり、ILD4035とILD4120は4.5~40Vである。パッケージはILD4001とILD4035、ILD2035がSC-74パッケージであり、ILD4120はDSO-8パッケージに封止されている。
ILDシリーズをLEDドライバに加えることで、インフィニオンが販売しているLEDドライバは小電力から中電力、大電力のLED応用が可能になった。ユーザーはコスト的に最適なシリーズを選び、エネルギー効率を改善することができる。
市場調査会社のStrategies Unlimited社によると、2011年における照明用LEDドライバICは2億2700万個になる見込みで、その世界市場は2011年の1億1470万ドルから2015年には5億8540万ドルになると予想している。このペースは年率平均成長率CAGRが50%以上に相当する。
価格は、例えばILD4035(出力350mA、SC-74パッケージ)が1万個購入時で単価0.60ドル。
インフィニオン テクノロジーズ ジャパン(株)
Tel: 03-5745-7100(大代表)
sales.jp@infineon.com