All about Photonics

Home > Products > Product Details

Product Details 製品紹介 詳細

LED照明に最適な温度センサIC

光通信システム・シミュレーション・ソフトウエア

掲載日:2011/1/21

 セイコーインスツルは、世界で初めて指定温度を超えるとPWM出力のデューティ比を100%からリニアに減少する温度センサIC「S-5855Aシリーズ」を開発し、1月17日より発売した。
「S-5855Aシリーズ」は、利用機器の指定温度以上の上昇(過熱)を効率良く抑えることができるPWM出力温度センサIC。主なアプリケーションであるLED照明の場合、LEDを駆動するドライバICのDIM(調光制御)端子などに直接接続し、LED照明の熱設計範囲を超える領域においてPWM変調の信号を出力する事で、LED照明の調光(減光)を行なう。これにより、機器の安全保護と効率化を実現する。
LED照明は白熱電球に比べ低消費電流で高寿命だが、LED素子からの発熱また設置環境の熱による寿命短縮や安全確保には十分注意する必要がある。この対策として、一般的には(1)筐体の放熱性を上げる熱設計を行なう。(2)筐体形状や設置環境の都合により高温が想定される場合、定格より光量を下げて点灯する。(3)熱設計値以上の温度上昇時には完全に動作を止める(消灯)。などの方法がとられている。
「S-5855Aシリーズ」は、ある指定温度まではPWMのDuty比100%を保持するが、指定温度を超えると温度上昇に対してリニア(直線的)に減少します。これに伴って、LEDの輝度を定格の100%からリニアに減少させ発熱を抑える事が可能。あわせてドライバICのDIM端子などに直接接続できるため、回路設計が容易になる。これにより、LED照明機器の、安全設計、高効率化、回路設計の容易化などに貢献する。
用途は、LED機器の温度補償、ノートブックPC/タブレットPCなどの温度補償、各種電子機器の過熱防止など。

セイコーインスツル(株) 電子デバイス事業ユニット 半導体営業総括部
Tel: 043-211-1193
http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=50697

製品一覧へ

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.