Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 1, 2013, Toyohashi--豊橋技術科学大学/浜松ホトニクスのHiroto Sekiguchi氏の研究チームは、マグネシウム(Mg)共添加によりユーロビウム(Eu)イオンの発光強度を改善し、アンモニアソースMBEを用いてEuとMgを活性層に添加した赤色LEDを作製した。
適切にMgを共添加して選択的に特殊発光サイトを強化したことで、フォトルミネセンス(PL)強度が1桁以上改善された。PL積分強度比は25Kから300Kとなり、PL効率は77％となった。この結果を基に、Eu添加GaNベースLEDを製造。特性の改善では立ち上がり電圧3.2Vが観察された、また室温で純粋な赤色発光を裸眼観察した。これらの結果から、EuとMg添加GaNは新しい窒化発光デバイスに使用できると研究チームは見ている。
(詳細は、 www.tut.ac.jp)