Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 18, 2013, Eindhoven--フィリップス(Royal Philips Electronics)は、世界で最もエネルギー効率のよい、一般照明用途に適したLEDランプを開発した｡
フィリップスの研究グループは、高品質白色光で記録的な200lm/W(蛍光灯の100lm/W、従来の電球15lm/Wとの比較)を実現したチューブ・ライティング(TL)置き換えTLEDプロトタイプを開発した｡このプロトタイプTLEDランプは、前世代ランプの2倍の効率であり、使用エネルギーは基本的に半分になる。
照明は世界の総電力消費の19%以上を占めており、この革新技術は世界のエネルギーとコストを大幅に減らすことができる。200lm/Wランプは、2015年にはオフィスや産業アプリケーションとして市場投入され、最終的には家庭で使用されるようになる｡
フィリップスのTLEDプロトタイプランプは、照明品質を落とすことなく200lm/Wを達成した世界初の成果であり、オフィス照明の厳しい要求に必要となるパラメータはすべて満たしている｡
TLEDランプの狙いは、オフィスや産業界で使用されている蛍光管ランプの置き換えにある｡現在､蛍光管ランプは世界の総照明の半分以上を占めている｡2倍の効率200lm/WのTLEDランプに移行することで大幅なエネルギーとコストの節約になる｡
たとえば､米国だけで蛍光灯は年間約200テラワットを消費する｡すべてをこのTLEDランプに置き換えると米国のエネルギー消費は100テラワット少なくなり(50の中規模発電所に相当)、120億ドル以上のコスト削減、約6000万メトリックトンのCO2削減になる。
(詳細は、 www.philipslumileds.com)