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2012年、バックライトと照明アプリケーション需要増加
February 21, 2012, Santa Clara--NPDディスプレイサーチ(DisplaySearch)の「四半期LED需給市場予測レポート」を発表した。
それによると、2011年、LEDテレビの販売不振、LED照明の伸び悩みによりLEDは30%の過剰供給だったが、2012年はバックライトと照明の両方で需要が回復するので、需給ギャップは縮小する。2012年Q1で、需給ギャップは19%、Q2で16%とディスプレイサーチは予測している。
サムスンLED、LGIT、Lextarなどの主要プレイヤは、2010年にMOCVDを急増させたが、「これらのプレイヤは需要を過大に見積もっていた」とディスプレイサーチは指摘している。この過剰供給を受けてLEDメーカーは2011年、稼働率の調整を行い、平均稼働率は50%まで落ち込んだ。
2012年、2つのアプリケーションがLED需要の原動力になると予測されている。まず、ローコストダイレクトLED TVバックライトが、価格設定により、LED需要のトリガーとなりそうだ。CCFLバックライトLCD TVとローコストダイレクトLEDバックライトTVの価格差は僅少(32インチTVで約5%)だ。
次に、LED照明は、効率向上とコスト削減により成長が続くものと予測されている。LED照明製品は、ルーメン/ドルが日々、従来の照明光源に近づいてきている。2011年3月の関東大震災以降、日本ではLED照明製品の販売が増加。これは、電力不足と政府の刺激策によるものだ。NPDディスプレイサーチは、日本では2012年、LED照明製品の販売は急増すると見ている。他の地域では、中国、US、韓国が積極的にLED照明奨励策をとっている。
現在、LEDバックライトは全ての中小LCDで使用されており、モバイルPCでのLED普及はほぼ100%。LCDモニタやLCD TVでのLED普及率も引き続き拡大しているが、セットあたりのLEDパッケージの数は減少。また、2012年ローコストのダイレクトLED TVの成長も期待されている。
(詳細は、www.displaysearch.com)