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HB-LED市場は2012年に101億ドル
February 15, 2012, Taipei--デジタイムズリサーチ(Digitimes Research)の調査によると、高輝度LED(HB-LED) 2012年世界市場は、前年比13.4%成長で101億ドルに達する。
2012年全体でMOCVD需要は200台に縮小、2012年上期はLED主要も弱含みであるので、業界が2010年に見られた高い成長水準に戻る見込みはない。とは言え、新しいMOCVD装置の導入は2012年下期に集中する。
日本、韓国、台湾を合わせた2012年HB-LED市場は全体の61.3%程度を占める見込みであり、LED業界ではアジア優位が一段とはっきりしてくる。中国は、2012年にMOCVDが150台稼働を始めるので、2012年の成長率は30%となる。中国は、主に低/中パワーLED製品にフォーカスしている。
HB-LEDのアプリケーションでは、大型LEDバックライトが34.1%を占め、最大分野。次が照明で、16.7%。しかし、デジタイムズリサーチの予測では、2014年までにはこの状況が逆転し、照明が33.4%、大型LEDバックライトのシェアが28.7%となる。
2012年、LEDバルブ市場は急成長を続け、新製品は主に60Wの白熱電球の置き換えとなる。しかし、置き換えとなる800lmの価格はまだ40ドルと高価。また、価格設定の「スイートスポット」は地域によって異なり、日本では25ドル、欧米では15ドル、新興国では7ドルと幅広い。このため、2012年では従来の省エネ電球の市場シェアは引き続き高い。一方、LEDバルブの普及率は5.4%、10億5000万個相当となる見込みだ。
照明市場全体に占めるLED照明の普及率は2011年に6.6%であったが、各国政府はLED照明の市場シェア拡大政策を発表している(2015年には日本で50%、韓国30%、中国20%)。LED照明の世界的普及率は、2012年で11.3%、2014年には25.8%に達するとデジタイムズリサーチは見ている。市場規模は、2012年で165億ドル、2014年に419億ドルと予測されている。