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2011年、パッケージドGaN LED売上高は前年比6%減
January 17, 2012, Els--IMSリサーチ(IMS Research)によると、2011年、パッケージドGaN LEDの売上高は、バックライト需要不振により前年比6%減、80億ドル、2012-2015年は照明需要が伸びるため、LED市場は成長する。
2010年に60%成長を果たした後、GaN LED市場は2011年に6%減となった。市場縮小の原因をIMSリサーチは次のように分析している。
2010年から2011年にかけて、供給が需要の約3倍にふくらみ、余剰の拡大が大きな価格下げ圧力となった。また、LED工場の稼働率も落ちた。IMSリサーチのレポートによると、LED余剰は2010年には比較的健全な7%だったが、2011年には45%に上昇し、2012年にはさらに拡大すると予測されている。
パネル出荷とLED普及が期待値以下であり、バックライト用LED需要落ち込みにより平均価格が34%下落(VWAP:出荷高加重平均)したため、バックライトの売上高は13%減、48億ドルとなった。バックライト市場の中には、2011年にASP(平均販売価格)が45%下落したところもある。そのため、バックライト照明は2010年GaN LED売上高の64%から、2011年は59%に落ち込み、今後バックライト市場は飽和、照明市場が加速するのでバックライトのシェアは引き続き下降する見込みだ。
TV用LED売上高は2011年に5%減、19億ドルとなる見込み。
しかし、GaN LED市場は回復する。2012-2015年は毎年成長し、特に2013年と2014年は2桁成長となる、これは照明市場が加速するからだ。IMSリサーチは、注目点として次の点を挙げている。
・2012年の市場は5%成長だが、まだ2010年の水準以下にとどまる。バックライトは横ばい、これは数量の伸びが振るわないのと価格下落による。一方、照明は30%成長の見込み。価格下落が進むことでLEDランプが急速に普及するからだ。
・GaN LED照明分野の売上高は以前の予測より1年早く2012年にTVを上回る。
(詳細は、www.imsresearch.com)