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OSRAMの白色LEDが12万4000 cdの輝度を達成
September 28, 2011, Germany--ドイツのLEDメーカーOSRAMは、実験室レベルだが、ビーム広がり角7.5°のLEDスポットライトで12万4000 cd (カンデラ)という記録を打ち立てた。色温度は暖白系の3000Kで、平均演色評価数Raは92、特殊演色評価数R9は97だとしている。
同社によると、この輝度はHID(高輝度放電)ランプ並みだという。ちなみに反射板を付けた70WのHIDランプの場合、ビーム広がり角9°で輝度8万2000 cd程度である。今回のLEDランプは1m離れたところでは、12万4000 lux(ルクス)、5m離れると5000 luxになり、その時の消費電力は60Wであった。
この記録を打ち立てるため、OSRAM Opto Semiconductors社は、同社のLEDモデルUX:3には最先端の蛍光塗料を使い、埋め込みn型コンタクト構造を作った。この構造により、大電流での量子効率を上げることができた。連続動作でのLEDスポットの光束は4075 lm(ルーメン)である。
このLEDスポットライトは、建築物の照明、スタジオ、店舗照明などに使える。寿命見積もりは5万時間と長いため、メンテナンスコストを下げ、協会や城などの天井やその近くの高所に設置するのに向いている。白色LEDは紫外線も赤外線も放射しないため、公園や博物館での照明にも使える。