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CreeがLED照明のRuudを買収、LED照明の垂直統合企業を目指す
August 22, 2011, Durham-- 大手LED半導体メーカーのCree社は、LED照明器具メーカーのRuud Lighting/BetaLEDを買収した。株式と現金により、買収金額は約5億2500万ドル。CreeはLED照明会社のCree Lightingの子会社として、RuudおよびBetaLEDブランドを使い、今後運営していく。
Creeが買収したのは、LED照明が市場に受け入れられることが急速なので、LED照明事業を拡大したかったため。Creeは2008年からLED照明事業にも参入していた。これまでCreeは自社のLEDチップを提供しBetaLEDとは密接なパートナーという関係があった。CreeはRuud買収によって、次世代LEDに必要な照明システムや照明デザイン情報のノウハウを得ることができたという見通しもある。
一方、BetaLEDもCree Lightingの販売チャンネルを使って製品を拡大できるというメリットがある。BetaLEDは屋外LED照明の分野にこれまで注力しており、屋内照明は弱かった。今回Creeグループに入ることで屋内照明のチャンネルを見出すことになる。
CreeはLEDチップメーカーからLED照明のシステムまでを扱う垂直統合企業になろうとしているが、これによりコストダウンを図り市場への浸透を加速することになる。