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LED街灯により電力コストが予想以上に下がった―シアトルからの報告
July 27, 2011, Seattle-- 米国ワシントン州シアトル市において街灯をLEDランプに替えることで、年間30万ドル節約したとシアトル市が発表した。昨年同市はLEDの街灯を6000灯設置した。今年は1万2000灯設置する予定であり、シアトル市はLED街灯へのリプレースに力を注いでいる。2014年までに4万1000灯を設置する計画であり、それが達成された暁には年間の電力コストは240万ドル節約できることになると見ている。
同市によると、2010年の電力コストは予想以上に削減が進んだという。「当初は、40%の削減を見込んでいたが、実際には従来の高圧ナトリウムランプよりも48%削減できた」と市当局は言う。
現実に大きく異なったのは、コストもさることながら、光の色だったと言う。ナトリウムランプの琥珀色から、月明かりに近い白色になった。白色は遠くまで見えやすく、しかも周辺へも光が届くため、歩行者やクルマのドライバーにとって安全性が高まったとしている。
LED街灯のメリットはそれだけではない。遠隔操作によって、調光できるため、交通状況に応じて明るさを変えることができる。交通量が多い時間帯は明るく、クルマの数が少なくなると光量を落とすことで、省エネに貢献できる。