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フィンランドのテレビ塔の航空障害灯をLEDに置き替え

July 27, 2011, Tiirismaa-- 北欧フィンランドのラジオ・テレビ放送業者のDigita社は、同国のObelux社と共同で、テレビ塔の上に設置する航空障害灯をLEDに置き替えることで合意した。航空機に高い建物があることを示す航空障害灯としては従来キセノンランプが使われてきたが、これを高輝度LEDに替えることで、メンテナンスフリーにできるようになる。このテレビ塔の高さは327メートルで、フィンランドで最も高い建物だ。
高輝度LEDが航空機分野に使われ始めているが、このほどICAO(国際民間航空機関)とFAA(米連邦航空局)の輝度の要求レベルを満たしたため、LEDに取り替えることを決めた。寿命の長いLEDランプのおかげで、テレビ塔業者はスペアパーツの心配がなくなり、メンテナンスフリーとなる。Obelux社によると、5年間の保証を付け、信頼性寿命は10年になると約束したという。
Digita社は、ライフサイクルコストは下がり、メンテナンスフリー期間が長くなることがLEDを選択した理由だとしている。このテレビ塔には高さ100mと200m、296mの3段の場所に設置する計画だ。1台の航空障害灯は、120度ずつ3基設置(写真)し、360度どこからでも見えるようにする。
LEDの輝度を調整して、例えば日中のフラッシュライトでは20万cd (カンデラ)、12万lm(ルーメン)にし、夜は2000 cd、黄昏時は2万cdにする予定である。各段における電源と故障モニター、光の同期について制御するコントローラを設ける。地上から3段レベルをイーサネットで通信・制御する。設置開始は2011年8月の予定。

フィンランドのテレビ塔の航空障害灯をLEDに置き替え

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