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2010年のHB-LED市場、対前年で93%の成長

May 11, 2011, カリフォルニア-- 調査会社の米ストラテジーズ・アンリミテッド社(SU)によると、世界の高輝度(HB)LED市場は、2009年の56億ドルから2010年には108億ドルへと急成長した。これは93%の成長率になる。液晶(LCD)モニタとテレビ(TV)のバックライトがこの成長を牽引し、携帯ディスプレイがこれに続く。このHB-LED市場は、上位10社で75%が占められていると考えられる。
 同社では、市場の需要とともにHB-LEDコンポーネントサプライヤ40社以上の動向を解析した。その結果、2010年のパッケージLEDの売上に基づく HB-LEDサプライヤ上位10社は、日亜化学工業、韓国のサムスンLED社、独オスラム オプトセミコンダクターズ社、米フィリップス・ルミレッズ・ライティング社、韓国のソウル半導体社、同じく韓国のLGイノテック社、米クリー社、シャープ、豊田合成、台湾のエバーライト社の順になると発表した。
 HB-LED市場が大きく成長した要因はいくつかあるが、韓国の3社はLCD TVのバックライトが成長を牽引。オスラム社は中国の特に自動車分野での台頭が、フィリップス・ルミレッズ社は携帯電話のフラッシュや建築用照明が、それぞれその成長に寄与した。クリー社は、固体照明(SSL)に集中することで、この分野での強いポジションを維持している。地域別では、日本が全体の33%を占める。韓国の28%、台湾の14%がこれに続き、米国と欧州は合わせて23%を占めている。中国のシェアは現在、全体の2%。中国は、技術的にも他国から3〜5年遅れをとっているが、2015年までにSSL産業に104億ドルの投資が発表されており、これによって今後技術的ギャップも埋められるとSUでは考えている。
 2010年の照明用途の売上は8億9000万ドル。しかし、2014年にはエネルギー効率への関心の高まりからHB-LEDの成長を牽引するようになる。照明分野の2010〜2015年の年平均成長率(CAGR)は39%と予測されている。LCD TV /モニタのバックライト分野は、今後2年間は引き続き力強く成長するが、2013年以降は横ばいになると見られている。

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