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ルビコン・テクノロジー、12インチのサファイアウエハをデモンストレーション
January 31, 2011, Franklin Park--サファイア基板は、いまや最大12インチまでさまざまな口径で入手可能となった。これにより、LEDメーカーはこうした巨大ウエハ上に製造可能な可能性を模索するようになるはずだ。サファイアウエハのサプライヤであるルビコン・テクノロジー社は、12インチの研磨ウエハのデモンストレーションを行い、これを「LEDの製造の準備が整った最大サイズの高品質サファイアウエハ」と説明している。同社は現在、2、3、4インチのコア材料(ウエハを切断する前の材料)と、6、8、12インチのウエハなど、全種類のサファイア基板を揃えている。
ルビコンのプレスリリースによると、新製品の12インチウエハは「照明や民生用エレクトロニクス市場に向けた高品質、大口径サファイアへの需要をサポートする」としているが、LEDメーカーからこれに対する需要は今のところまだ無い。しかし、同社の技術力を示すにはこれは非常に印象的だ。
同社の社長兼CEOのRaja Parvez氏は「ルビコンは世界的に名高いR&Dおよびエンジニアリングのチームをを築いており、この最初の12インチウエハを含め、高品質、大口径のサファイアの開発に向けて大きな一歩を踏み出した」と語っている。
業界としては、今すぐ12インチサファイアでの製造を検討しているわけではないが、LEDの製造現場ではより大口径のウエハへの移行はすでに始まっている。2010年、ルビコンはLEDメーカーのLGイノテック と6インチの研磨基板に関する7100万ドルの契約を結んだと発表した。フィリップスルミレッズ、隆達電子など、他の多くの企業も6インチウエハへの移行を発表している。