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住友金属鉱山、東北大との共同研究で新しい蛍光体とその製造技術を開発

January 21, 2011, 2011, 東京--住友金属鉱山は、東北大学多元物質科学研究所教授、垣花眞人氏の研究グループとの共同研究により、近紫外光または青色光を照射することによって青緑～黄色に光る高輝度なシリケート蛍光体とその新しい製造方法の開発に成功した。
この研究では、290nm(nano meter)から420nm の近紫外光をあてると青緑色（480nm）に発光する、ユーロピウムを添加したバリウム-ジルコニウム-シリコン酸化物蛍光体（(Ba,Eu)ZrSi₃O₉）の開発にはじめて成功。405nm の光を照射した時の内部量子効率は、67%に達している。今後更に効率化を進め、近紫外LEDとの組合せにより高効率な白色LEDへの応用が期待できる。
また、青色を黄色に変換する高輝度の蛍光体（(Sr,Ba,Eu)₂SiO₄）の開発に成功し、 従来の黄色蛍光体（YAG:Ce）に比べて約1.5 倍の蛍光強度（励起波長：445nm、発光波長：563nm）を達成。これにより、より高輝度な白色LEDの開発が可能となった。