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三井物産、台湾のフォーエピに出資し、LED事業へ参画
January 5, 2011, 東京--三井物産は、LED事業への参入を目的に、台湾の上場企業であるフォーエピ社（Formosa Epitaxy Incorporation）への資本参画について基本合意し、同社が発行する第三者割当増資を引受けるための関連契約を締結。今後、台湾政府当局の各種承認手続きを経た上で、2011年2月中に三井物産はフォーエピ社株式の約15%（約76億円）を取得する予定。
LEDは消費電力が少なく、地球環境への負荷低減意識の高まりを受けて、既存の光源の代替品として今後急速に普及が進むと予想されている。液晶テレビ、モニタや携帯電話向けのバックライト用途等で既にLEDは幅広く利用されている。一般照明分野においては、街路灯、オフィス、店舗や一般家庭でLED照明普及が順次進んでいる。
最終製品分野におけるLEDの世界市場規模は2009年の100億米ドルから、2015年には780億米ドルへと年率41%の成長が期待されている。
フォーエピ社は1999年に台湾で設立され、LEDの上流工程のウエハ及びチップを専門に製造・販売している台湾証券取引所上場会社。ウエハ及びチップ専業としては台湾第2位で、LEDチップの世界出荷額の5%程度を占めている。
三井物産は中期経営計画の重点施策として、非資源分野への取り組み、特に環境問題の産業的解決に向けた新ビジネスへの取り組みを取上げており、今回の事業を通じて、LEDを核とした新しい価値創造を目指している。
