March, 26, 2019, Yuseong--KAISTの研究チームは、青色強化LED光が、朝の眠気克服に効果的であると提案している。この研究は、将来の照明戦略で大きな変化の基盤になり、優れた室内環境実現に役立つ。
概日リズムを明らかにするテーマにかなりの研究行われてきた。2017年、生理学、医学ノーベル賞は、概日リズムをコントロールする分子構造を明らかにしたJeffrey C. Hall, Michael Rosbash, and Michael W. Youngが受賞した。2000年早期に、人の網膜に新しい、第3タイプ光受容体が発見されて以来、特に、光とその生理学的効果の関係が研究された。桿体視細胞と錐体視細胞は視覚効果を調整するが、第3タイプ、感光性網膜神経節細胞は、各種の生物学的プロセス、行動プロセスを調整する。これには、メラトニンとコルチゾ分泌、覚醒、機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)が含まれる。
光源についての最初の研究で、青単色、完全飽和光が生理学的反応の刺激に効果があることが分かったが、商用入手可能な白色光源の相対的有効性は、あまり研究されていない。さらに、研究では青色光の弊害が一層重視されていた。 例えば、人が夜間に青色光に触れると、その光がメラトニン分泌を阻害するので、熟睡が得られなくなる。
しかし、産業デザイン学部のHyeon-Jeong Suk教授と Kyungah Choi教授、および研究チームは、青色強化された朝の光の生理的反応への影響は時間に依存するものであり、暖白色に比べると、メラトニンレベル、覚醒、気分、視覚的快適性の主観的知覚にプラス効果を持つと主張している。
研究チームは、15名の大学生で実験を行った。朝の1時間、様々な色の露光が、生理的、主観的反応に様々に影響するかどうかを調べた。暖白色に比べて青色強化白色光露光後に、メラトニンレベルの低下は、著しく大きかった。
Suk教授は、「われわれの生活で光は大きな部分を占める、われわれが時間の大半を室内で過ごすからである。光は、われわれの周囲環境の知覚、経験方法の変化に影響を与える最も強力なツールの一つである」と語っている。
Choi教授は、「光の心理学的、生理学的影響の全てを研究すると、単に効率的量というのではなく、もっと多くのことが光にあることがわかる。ヒューマンセントリック照明戦略は、様々な環境に適用可能である。日々の生活を改善するための、住居、学習環境、また作業スペースも含まれる」と付け加えている。
(詳細は、https://www.kaist.ac.kr)