LED電球よりも長寿命のグラフェン電球

April, 6, 2015, Manchester--マンチェスタ大学の研究とイノベーション提携により、低いエネルギー放出、長寿命、低い製造コストを特徴とするグラフェン電球が発売された。
　Graphene Lighting PLCは、マンチェスタ大学の国立グラフェン研究所(GNI)との戦略的提携に基づいて、グラフェンアプリケーションを開発している。
　このUK登録企業は、従来のLED電球よりも遙かに優れたパフォーマンスを持ち、長寿命の電球を製造する。
　グラフェン電球は、競争力のある価格で間もなく販売される見込みである。
　マンチェスタ大学は、NGIから出てくる商用アプリケーションから確実に利益を確保できるように、グラフェンライティング社に出資している。
　グラフェン電球は、UKから出る初のグラフェン商用アプリケーションと見られており、先頃開設された6100万ポンド NGIからの初のアプリケーションでもある。
　グラフェンは、2004年にマンチェスタ大学で、Sir Andre GeimとSir Kostya Novoselovが分離し、両氏は2010年にノーベル物理学賞を受賞した。
　NGIは、将来のグラフェンアプリケーションに関して学術と商用パートナーが協働すると見ている。NGIは、工学・物理科学研究委員会(EPSRC)から3800万ポンド、欧州地域開発ファンド(ERDF)から2300万ポンドの助成金を得ている。
　現在、35を超える企業がNGIと提携している。2017年には、同大学はグラフェンエンジニアリング・イノベーションセンタ(GEIC)を開設し、製品を市場投入するプロセスを加速する。