January, 30, 2024, Premstaetten/Munich--ams OSRAMは、設計を簡素化し、実装が容易で、拡張ライトバーやその他の自動車用リアライトアプリケーションにおいて均質な外観の作成を可能にする、サイドルック型の低電力LEDシリーズを発表した。
現在、自動車のリアコンビネーションランプ(RCL)には、ディフューザとライトガイドで構成される複雑で深い光学アセンブリが必要である。これは、目に見える暗い点と明るい点を発生させることなく、従来のトップルッカーLEDsからの明るい光の輝点を拡散するためにである。
トップルッカーLEDsをSYNIOS P1515サイドルックに交換することで、自動車メーカーは車両の幅全体にわたって滑らかで均質な外観を実現できる。トップルッカーベースの配置と同じ数のLEDsを使用すると、RCLまたは方向指示器をはるかに薄くてシンプルな光学アセンブリで製造できる。これにより、新しいRCLデザインでドラマチックで特徴的な形状を生み出す新しい可能性が開かれる。
あるいは、トップルッカーLEDsと同じ深さの光学スタックで均質な外観を実現することができるが、LEDsとLEDドライバは大幅に少なくなる。このオプションを使用すると、ランプメーカーは部品コストの削減と回路構成の簡素化というメリットを享受できる。
「ams OSRAMは、このサイドルッカーのイノベーションの導入により、自動車用リアライトのメーカーに新たな価値をもたらす。優れた光学性能を低コストで実現する。ams OSRAMのシミュレーションでは、SYNIOS P1515をベースにした設計では、非常に高いレベルの均質性を維持しながら、同等のトップルッカーベースの設計と比較して、必要なLEDユニットとドライバの数を最大66%削減できることが示されている」と、ams OSRAMの自動車エクステリア照明担当プロダクトマーケティングマネージャMichael Lobenhoferは説明している。
また、SYNIOS P1515 LEDsの革新的な動作により、目の肥えた自動車購入者にとって製品の美的魅力を高める、新しい超洗練されたリアライトバーの設計も可能になる。
AEC-Q102認のSYNIOS P1515 LEDsは、デバイス全体で360°の光強度が均一なサイドエミッション出力を生成する。LEDの上部からも光が放射されるが、側面からよりも低い強度で、拡張されたリアライトバーなどのアプリケーションが明るいスポットや暗いスポットなしで簡単に実現できるようにする。
SYNIOS P1515 LEDsのサイド・エミッション・パタンは、ams OSRAM独自の光学パッケージング技術によって実現されている。ams OSRAMのサイドルッカーLEDsは、高性能車載ディスプレイのバックライトにすでに広く使用されている。
SYNIOS P1515ファミリは、現在、赤(621nm)、スーパーレッド(633nm)およびイエロー(587nm)でサンプリング提供している。