ベンツ新CLSクラスにオスラムのOslon Compact LED採用

November, 4, 2014, Regensburg--新しいメルセデスベンツCLSのヘッドライトにオスラム(Osram Opto Semiconductors)のOslonコンパクトLEDが採用されている。
　この極めてコンパクトなハイパワーLEDは、適応型ヘッドライトシステムが実現できるように稠密アレンジされる。このプロジェクトだけでなく、オスラムとダイムラーは将来の画期的な自動車照明システムを共同開発している。両社は、ドイツ教育科学研究技術省(BMBF)が助成するµAFS研究プロジェクトのパートナーとなっている。
　新しいCLSヘッドライトに、自動車メーカーは適応型ヘッドライトシステム(AFS)を採用してあらゆる状況で視界を改善し、道路ユーザを事故から守る。光源は、オスラムのOslonコンパクトLED。ヘッドライトの個々のモジュールは24個のLEDを備えている。UX:3チップ技術により、このLEDは大電流でも高い発光効率を達成している。パッケージサイズは1.6×1.2㎜と極めてコンパクトであるため、高い柔軟度でヘッドライト内に密に並べることができる。
　オスラムのLEDで理想的な光分布を達成するために自動車メーカーは、車の前方エリアをカバーするフロントガラスに搭載したカメラを使用する。車の4つのコントローラが、1秒あたり100回計算し、ドライバーにとってベストの照明を決定する。LEDベース適応型照明システムにより前方の道路は、前例のない明るく精密に制御された分布の光で自動的に照射される。他の道路ユーザの目を眩ますことはない。
　BMBFが助成するµAFSプロジェクトでは、新しいタイプのエネルギー効率のよいLEDヘッドライトのための技術的原理を開発している。2014年10月に、256ピクセル程度の新型LEDチップが初めての成果として発表された。