クリー、新しいSC5技術プラットフォームで照明用LED光出力倍増

October, 27, 2014, Durham--クリー(Cree, Inc)は、SC5技術プラットフォームで照明クラスLEDパフォーマンスで根本的なブレークスルーを達成した。新しいプラットフォームは、Extreme High Power(XHP) LEDの導入により次世代照明を強化する。LEDのこの新しいクラスは、ほとんどの照明アプリケーションで最大40％のシステムコストを削減することができる。
　クリーの会長/CEO、Chuck Swoboda氏は、「SC5技術プラットフォームはハイパワーLEDで何が可能であるかを再定義するものである。これは、単一のLEDからの出力ルーメンを倍増し、照明メーカーは大幅に低コストのシステムを柔軟に導入することができるからだ。この新しいプラットフォームは、ウエファあたりのLEDルーメンに新たなベンチマークを設定する。これは、当社の考えでは、業界の長期的な成功を規定するものである。また、ハイパワーLED技術により最高の照明システム設計が可能になり、エンドユーザによりよい照明体験を提供することができるという当社の考えの正当性を立証するものである」とコメントしている。
　SC5技術プラットフォームは、クリーの業界最高のシリコンカーバイド技術に立脚しており、エピタキシャル構造、チップアーキテクチャ、最先端の光変換システムの飛躍的進歩を特徴としている。これは最高の熱的、光学的パフォーマンスが得られるように最適化されている。こうした進歩によりSC5技術プラットフォームは、従来のLED技術と比べて高い動作温度で比類のないルーメン密度と長寿命を実現している。これによって、システムレベルで熱的、機械的、光学的コストが大幅に下げられる。
　クリーLEDジェネラルマネージャ、VP、Dave Emerson氏は競合との比較について、「他のLEDメーカーはLEDの段階的な低コスト化を約束するだけであるが、当社のSC5技術プラットフォームを利用するXHP LEDは、システムコスト全体の負荷となっている熱的、機械的、光学的要素に直接的に対処する」と説明している。
　XHP LEDの最初に発売するファミリは、XLamp XHP50 LEDで、5.0×5.0-㎜パッケージ、19Wで最高2250ルーメン。最大電流では、XHP50は業界最高輝度シングルダイLED、XLamp XM-L2 LEDの光出力の2倍、ルーメン/Wは同じで、パッケージ面積も変更なし。クリー最新の高信頼イノベーションを利用することでXHP50は、高温高電流でも50000時間を超えるL90寿命を維持するように設計されている。