October, 20, 2020, 韓国--Seoul Semiconductor Co., Ltd. (ソウル半導体)は、電気自動車の消費電力を20%節減し、放熱性能では40%向上した画期的な新製品WICOP UHL(Ultra High Luminance)を開発したことを発表した。2021年から量産を開始し、主要な戦略顧客を対象としてプロモーションも進行する計画である。
電気自動車の特性上、車の走行距離を左右する重要な条件の一つはバッテリーの消費電力、つまり一回の充電での走行距離であり、消費電力の低減のためには自動車部品の重量を減らすことが最も重要なことである。
新製品の「WICOP UHL」はLED市場の他の既存製品と比べて放熱性能が40%向上しており、自動車ヘッドライトに適用した場合、放熱構造物の重量を75%も削減することができる。また、当該製品のLED発光面積は約0.5mm2でスリムデザインに適している。発光面積が小くなると放熱性能が低下する短所を完壁に補いスリムな製品設計と性能の向上を同時に実現できるようにした。
新製品のベースになったワイコップ(WICOP)はソウル半導体が世界で初めて開発した特許技術であり、半導体工程で接合するフリップチップ(Flip chip)技術とは異なり、一般的な基板接合工程で容易に表面実装(SMT:Surface Mounted Technology)ができる堅固な構造でミニLEDのコア技術でもある。
ソウル半導体の関係者は、「今回の新製品は複数の世界的なヘッドライト製造社の要請に従って2021年から量産を始める」と述べ、「我々の新製品は電気自動車だけではなくあらゆる自動車ブランドのヘッドライトにも適用が可能である」と語った。
WICOP UHL(Ultra High Luminance)製品は10月15日から16日まで開催される上海国際自動車用ライト展示会(Shanghai International Auto Lamp Exhibition、ALE)で公開される。