November, 29, 2017, Seoul--LG Innotekは、世界初の100mW UV-C LEDを開発したと発表した。この開発成果は、2020年に開発が成功すると言う業界予測に2年先行している。
UV-C LEDは、200-280nmの短波長紫外光を放出する製品で、深紫外(DUV)とも言われている。用途は殺菌および硬化デバイスで、細菌のDNAを破壊したり、特殊材料で化学反応を起こす能力がある。LG Innotekの製品は、278nmの範囲でUVを放出する。
UV-C LEDは光出力を強くすることで殺菌効果はより強力にできるが、熱のためにその安定した製品品質を得ることが極めて難しい。市場をリードする企業も、2020年までに100mW UV-C LEDを発売する計画を掲げている。
LG Innotekは、エピタキシャル構造と光取り出しを最大化する垂直チップ技術を適用することで技術的な制限を克服した。紫外出力は向上し、熱は効果的に放出され、安定した品質信頼性が確保された。この100mW UV-C LEDは、10000時間以上、強力な殺菌紫外光を放出できる。
100mW光出力を持つこの製品開発でLG Innotekは、UV-C LEDアプリケーション領域を拡大することができるようになった。製品は、流水や空気でさえも迅速に殺菌できるので、家庭用機器の浄水器や空気清浄機から、ビルや自動車のエアコンディショニングシステム、水処理機器まで、幅広く利用できる。
従来のUV-C LEDsは光出力レベルが1~2mWであり、これらは主にポータブル殺菌装置、小型家庭用アプライアンスで利用されている。UV-C出力が弱いので、アプリケーションの範囲は限られている。
市場調査によると、UV LED市場は、昨年の1憶6600慢ドルから、2020年には3倍以上、5憶2600慢ドルに拡大する見込みである。特に、市場におけるUV-Cは、同期間中に2800万ドルから2憶4400万ドルに拡大する。