March, 8, 2017, 東京--東レ・ダウコーニング株式会社は、LEDパッケージ設計の自由度を大きく向上させる光学用シリコーン反射コーティング材料を3製品発売した。
新製品Dow Corning WR-3001 Die Edge Coat(WR-3001 Die Edge Coat)、Dow Corning WR-3100 Die Edge Coat(WR-3100 Die Edge Coat)およびDow Corning WR-3120 Reflective Coating(WR-3120 Reflective Coating)は、チップスケールパッケージ(CSP)やチップオンボード(COB)といった最先端のLEDパッケージの設計に使用できる。またディスペンスプロセスからプリントプロセスまで幅広いプロセスに対応が可能。
グローバルマーケティングマネージャー 土谷宅弘氏は、「LEDパッケージメーカーは、より小さく、高効率かつ低コストなLEDパッケージの設計を進めている。そのため、プリントプロセスなどの新しい塗布方法にも対応し、ますます厳しくなる動作環境にも耐えうる最新の反射材料へのニーズが高まっている。今回発売した3製品は、当社が発売を計画している光学用シリコーン反射コーティング材料シリーズの最初の製品」と話している。
新発売の3製品は、薄く塗布した際に高い反射率を誇り、多くの有機反射コーティング材料に割れや変色が生じる150℃の高温環境下でもその高い性能を保つ。
光学用シリコーン反射コーティング材料
・WR-3001 Die Edge Coat:LED材料として高い熱安定性と光安定性が求められる高出力CSP用。従来のディスペンス方式によるプロセスに対応。
・WR-3100 Die Edge Coat:CSPや低出力から中出力のLEDパッケージに適した材料。従来のディスペンス方式の機器に対応し、ショアD65と比較的高い硬度のため、ダイシングプロセスに適する。
・WR-3120 Reflective Coating:高出力LEDパッケージに求められる高い熱安定性と光安定性をもつ。今回発売した新製品のなかで最も硬度が高い。プリントプロセスに適し、また高反射率のため、LEDの性能向上に寄与。
(詳細は、www.dowcorning.co.jp)