October, 12, 2016, San Jose--LUXEON SunPlusシリーズLEDsは園芸専用であり、成長光のシステム設計が容易になるように光合成光量子束(PPF)でビニングしている。これにより、グリーンハウス、垂直農業、他の園芸アプリケーション向けに特定波長のチューニングが可能である。
Lumiledsは、LUXEON SunPlusシリーズを発表した。これは同社の最初の専用LEDラインで、園芸アプリケーションに必要な正確な光波長を出力する。急拡大する世界人口と都市部の人口増に基づき、園芸産業は、LEDを使って屋内でより多くの食物を育てることで対処しようとしており、大量の食物が小さなスペースで、屋外生育と比較して最大90%も少ない水で育てられるようになる。
LUXEON SunPlus 20ラインは、追加のハイベイ照明を使って24時間、一年中園芸ができることを想定している、グリーンハウス農場主のニーズに対処する。生産者は、光合成に、青色(420-480nm)と赤色(620-670nm)、主要波長を使ってシングルチャネルソリューションを開発できる。あるいは、マルチチャネルソリューションでは、LEDを選んで、植物のライフサイクルの様々な段階に光出力を最適化する、苗、発芽、栄養成長、開花などである。LUXEON SunPlus 20ラインは、2.0×2.0㎜ハイパワーLED、ロイヤルブルー(440-460nm)、ディープレッド(655-675nm、ファーレッド(720-750nm)、ライム(広帯域)、およびクールホワイトで構成される。
Lumileds事業開発シニアマネージャ、Luis Aceña氏によると、SunPlus 20ラインの特徴は、LEDあたりに高PPFであり、一段とコンパクトなソリューションが可能になる。「加えて、全てのLEDが同じ焦点距離であるので、非常に効果的である」と同氏はコメントしている。
多数の成長トレイをスタックして使う垂直農業は、高い均一性の短距離からの照明を必要とする。LUXEON SunPlus 35ラインは、こうしたニーズへの対処は、青色(440-460nm)、ライム、白色と3種の紫ミッドパワーLEDを3.5×3.5㎜フォーマットで提供する。「当社の紫LEDは、赤色蛍光体に覆われた長寿命、高効率青色LEDであり、安定した成長のために最高の均一性を提供する点で他とは明確に異なる。他社は、青と赤色LEDを組み合わせて紫を得ているが、赤色LEDは青色LEDよりも劣化が速いので、これは問題がある。つまり赤/青の比率は時間とともに変化しつづけ、信頼できる成長結果は得られない」とAceña氏は指摘している。紫LEDは、光活性域全体(400-700nm)のPPFに対して多様な青色PPFで提供されている。紫(2.5%青)LEDは茎の成長と開花を促進、紫(12.5%青) LEDは一般目的成長を促進、紫(25%青) LEDは葉が大きくなるような栄養成長を促進する。