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フィリップス、LEDコンポーネントと自動車照明事業を売却

April, 3, 2015, Amsterdam--ロイヤルフィリップス(Royal Philips)は、GO Scale Capitalが率いるコンソーシアムとの契約に署名した。
 契約を通じて、同コンソーシアムは、フィリップスのLEDコンポーネントと自動車照明事業を合わせて80.1%の株式を取得し、フィリップスは残りの19.9%を所有することになる。この取引は、この事業を約33億ドル(USD)と評価したことになる。フィリップスは、税と取引関連コストを差し引く前で、約28億ドルの現金と最大1億ドルの条件付後払金額を受け取る。取引は2015年第3四半期に完了の見込み。
 取引後、新会社はLumileds名を継承し、CEOはPierre-Yves Lesaicherre氏。フィリップス照明ソリューション事業はLumiledsの重要顧客の1つとして残り、現行のイノベーションとサプライパートナーシップは継続される。
 GO Scale Capitalは、GSR VenturesとOak Investment Partnersが支援する新しい投資ファンド。同コンソーシアムのパートナーは、Asia Pacific Resource Development, Nanchang Industrial Group および GSR Capital。最近の投資には、米国の電気自動車バッテリメーカー、Boston Power、中国の大手Eco-EV企業、Xin Da Yangが含まれる。LED業界における過去の投資を通じて同コンソーシアムは、補完技術、製造能力にアクセスできるようになっている。こうしたことは、LumiledsのハイパワーLED製造基盤と専門技術にとって他に例のない補完となり、この組合せによってLumiledsはさらなる成長と拡張の貴会を得ることになる。