August, 26, 2014, New York--グランドビューリサーチ(Grand View Research, Inc)の調査によると、チップオンボード(COB)LED世界市場は、2020年に91億7970万ドルに達する見込だ。
都市化の進行とインフラ投資が、予測期間の市場成長の主要な原動力と見られている。COB LEDはエネルギー効率が優れており、信頼性が高く、省スペース。さらに、高輝度、均質光度であるために、ハイパワーアプリケーションに適している。最近では、従来照明に対抗して固体照明技術を採用する傾向がCOB LEDの普及の原動力になっている。
複数の照明アプリケーションセグメントでCFLや白熱電球などの技術に対して優位性があるCOB LEDの需要が伸びていることは、この先6年の世界市場にプラス効果をもたらすと見られている。さらに規模の経済を通じてデザインやコスト削減が進むことが期待されており、予測期間で市場の成長機会は大きいと見なされている。しかし複雑な製造プロセスや高価格が不安定な世界経済と相俟って業界の参加者には問題となる可能性がある。
調査結果の要点
・照明セグメントが市場で優位を占めており、この先6年で最大、最速の成長アプリケーションであると予測されている。このセグメントは2013年で市場の45%超を占めた。これは、主にCOB LEDのワイドエリア発光特性によるものである。バックライトアプリケーションセグメントは、ハンドヘルド機器、モニタ、LED TVsなどアプリケーションの数が増えているため、大きく伸びると見られている。
・2013年、APAC地域は世界市場売上高の50%超を占め、予測期間を通じて需要の優位を占めると見られている。さらに2014-2020年で最速の成長である予測されている、これはCOB LED採用を支持する政府の政策および市場参加者の数が多いためである。