July, 4, 2014, Regensburg--オスラム(Osram)とバチカンミュージアム(Vatican Museums)は、照明に関する関係を深めている。両者は、今後のプロジェクトに関連して多年協力体制を取り決めた。オスラムは、すでにバチカンのSistine Chapelに新しいLEDベースの照明ソリューションを設置している。
「引き続いてのこの契約は、ハイエンド品質、画期的な照明ソリューション提供を強調するものであり、世界の大手照明企業としての当社の役割を支えるものである」とオスラムの照明器具事業部長、Christophe Poméon氏はコメントしている。
今回の契約でオスラムとバチカンミュージアムは科学的な協力をさらに推し進める意向を明らかにした。目的は、バチカンミュージアムの芸術遺産の保護を保証する新しい技術の探求にある。
現在Sistine Chapelに設置されようとしているソリューションは、このアプローチの好例となる。同ソリューションは、約7000のLEDで構成され、保護的側面を特に強調している。照度50~100ルクス(以前は5~10ルクス)により、芸術作品ははっきりと識別できるようになるが、経年変化の促進は可能な限り少なくなる。加えて、既存の照明設置に比べて消費電力は60%少ない。このパイロットプロジェクト、LED4Artは、EUの情報通信技術(ICT)政策支援プログラムから助成金を受けている。このプログラムの目的は、エネルギー効率と改善された照明品質に関してLED技術の新たな可能性を実証すること、したがってこの新しい技術の市場浸透を促進することにある。
(詳細は、www.osram.com)