May, 20, 2021, Taipei--TrendForceの調査によると、2020年COVID-19パンデミックの影響により、LED収益が下降トレンドとなるだけでなく、この減速は近年まれに見る規模に達した。しかし、1H21年にワクチン接種が始まり、LED市場の長期にわたり抑制されていた需要が、ドン底から回復すると予測されている。したがって、世界のLED市場収益は、今年は対応する回復を経験しそうである。予測では、2021年、前年比8.1%増、165億3000万ドルに達する見込である。この増加の大部分は、4つの主要カテゴリー、自動車LED、Mini/MicroLED、ビデオウォールLED、それにUV/IR LEDである。
TrendForceは、NEV(新エネルギー車)の急成長を予測している。また今年は従来の化石燃料車輌の新モデルでLED照明ソリューションの採用が加速し、2020年以来、自動車LEDソリューションの浸透率が継続的に上昇する見込である。2021年自動車LED収益は、29億3000万ドル前年比13.7%増に達する見込である、これは全LEDアプリケーションの中で最速成長セクメントとなる。
一方、ディスプレイアプリケーションで新興のMini/MicroLED技術需要が、今年は激増している。特に、最新の12.9インチiPad ProやSamsun TVsは、いずれもMini LEDバックライティング技術が特徴であり、これらの製品がMini/MicroLED収益を2021年、前年比265%増、3億8000万ドルに押し上げる。こうしてMini/MicroLED分野は、4カテゴリーの中で2番目に大きな成長分野となる。3番目に来るのは、ビデオウォール市場である。2021年ビデオウォールLED収益は、前年比12%増、17億8000万ドルに達する見込である。
UV/IR LED市場の全セグメントの中でUV-C LEDセグメントがパンデミックの始まりにより、大きな注目を集めていることは指摘しておくべきだろう。様々なアプリケーションが、UV/IR LED収益を前年比27%増、8億3000万ドルに押し上がると予測されている。
(詳細は、https://www.trendforce.com/)