April, 15, 2021, Taipei--TrendForceの最新調査によると、2021年、スマートフォンに使われる様々なディスプレイ技術の中で、AMOLEDモデルが普及率39%となる見込である。これは、スマートフォンブランドがこの技術の採用を増やしているためである。
エントリーレベルとミッドレベルのセグメントでは、a-Si LCDモデルのスマートフォン需要は依然として強いが、この技術の普及率は28%に落ち込む見込である。他方、LTPS LCDモデルは、競合技術に対して市場シェアを失い続けており、普及率は33%になる。それに対して、LTPS HD LCDモデルは、このセグメントの伸び続けるシェアをとると予測されている。
スマートフォンディスプレイ技術の開発に関しては、パネルサプライヤは、2H20から積極的な価格設定により剛性AMOLEDパネルで顧客の注文を取り戻している。今年、スマートフォンブランドによる採用が増加しているので、剛性AMOLEDモデルは、ミッドレンジおよびミッドレンジ上級セグメントで強力な市場プレゼンスを維持しそうである。一方、フレキシブルAMOLEDモデルは、ハイエンドおよびフラッグシップセグメントで優勢となる見込である。将来的には、AMOLEDモデルが、徐々に、ミッドレンジおよび上級ミッドレンジセグメントでLTPS LCDモデルの市場シェアを食い、LTPS LCDモデルは低価格セグメントに追いやられる。
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