March, 1, 2021, Regensburg--OSRAMは、カリフォルニアのUV-C LEDスペシャリスト、Bolb Incに投資することで、UV-C光による殺菌アプリケーションの技術的ノウハウをさらに拡張する。研究分野における両社の今後の提携は、高効率、高性能UV-C LEDs産業化を加速することになる。
以前のソリューションと違い、LEDベース殺菌システムは、ほとんどスペースを必要とせず、水道タップ、洗濯機あるいは喚起システムなど、利用ポイントに直接インストールできる。スペース節約殺菌ソリューションは、コロナウイルスとの闘いに大いに貢献する。Allied Market Researchによると、UV殺菌ソリューション市場は、現在、10億ユーロ程度。この数字は、2027年までには4倍になると予測されている。調査会社は、UV-C LEDソリューションのシェアが着実に増加すると見ている。
「OSRAMは、LEDや従来技術を含め、すでに様々なUV-C光殺菌ソリューションを持っている。Bolbへの戦略的投資は、UV-C LED領域における当社のノウハウを強化し、OSRAMは不可視光による殺菌市場で主導的な位置を占めることになる」とOSRAM Licht AGのCEO、Olaf Berlienはコメントしている。
現在、UV-C殺菌アプリケーションの大半は、従来の照明技術ベース、通常は水銀蒸気ランプである。これら従来ランプと比べてUV-C LED技術の消費電力は大幅に少なくなる可能性があり、一方でなお、必要な光出力は高い。OSRAMとBolbの協力は、こうした技術的障害克服に有望である。UV-C LEDsにおける独自の技術的ビルディングブロックにより、Bolbはすでに傑出した効率値達成に成功している。これは、市場で入手できる他の製品を遙かに上回る効率値である。「半導体ベース製品の開発と製造におけるOSRAMの数十年の経験により、この提携は、両社がUV-C LEDs市場をリードする方向を設定するものである」とOSRAMのベンチャーキャピタルユニット、Fluxunit責任者、Ulrich Eiseleは話している。
(詳細は、https://www.osram.com/)