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ソウル半導体、LEDドライバー特許の侵害に対して法的措置を継続

April, 30, 2019--韓国のLED (発光ダイオード)専業メーカーの Seoul Semiconductor Co., Ltd. (ソウル半導体)は、同社のLEDドライバー特許の侵害をめぐり、米国の照明メーカーSATCO Products, Inc. (SATCO社)を相手に、米国フロリダ州南部地方裁判所に特許侵害訴訟を提起したと発表した。
 訴状において、ソウル半導体はSATCO社が米国特許第7,081,722号、第9,807,828号、第8,513,899号、第8,716,946号などを含め、ソウル半導体のLEDドライバー技術の特許11件を侵害する種々のLED照明製品を販売していると主張。
 訴訟に関連するLEDドライバー特許は、交換用電球だけでなく、壁や天井に設置される照明器具に使用され、家庭用電圧でLEDの直接駆動を可能にするリニアドライバー技術、フリッカーのない照明を実現するステップ点灯ドライバー技術に加え、スマート照明を実現するための調光対応ドライバー技術などに応用されている。
 ソウル半導体は、大規模小売店、LED照明器具メーカー、アプリケーションメーカーなど市場の様々な分野におけるいくつかの先行訴訟で、LEDドライバー特許をめぐる法的措置を効果的に行ってきた。
 このドライバー技術は、米国ラスベガスで開催された「サファイアアワード2019」の授賞式で、固体光源用IC (集積回路)・電子部品部門の最高技術に選定され、照明業界から、競争力を備えた革新的なドライバー技術として評価されています。ソウル半導体が保有するLEDドライバー関連の特許は250件以上に達している。
 Acrichドライバー技術は世界の照明市場で推定70%の住宅用照明電球に適用されており、ソウル半導体はAcrichの適用が今後も拡大を続けると推測している。
 ソウル半導体の照明事業部副社長のNam Ki-bum (ナム・キボム)氏は、「ソウル半導体は毎年、売上高の約10%を研究開発に投資してきました。昨年はそれ以上に投資することにより、当社が技術の最先端に立つための土台固めをすることができました。革新的な製品を複製する不公正な競争は終わりにしなければなりません。そうすることで初めて、若い起業家や小企業などの皆さんが、才能を市場で認めてもらう機会を得ることができます。」と述べている。