November, 15, 2018, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「コリメートレンズ市場、光源(LEDとレーザ)、材料(ガラスとプラスチック)、エンドユーザ(自動車、医療、LiDAR、ライトおよびディスプレイ計測、分光器)、波長、地域、2023年までの予測」によると、同市場は2018年に2億8900万ドル、以降CAGR5.7%成長で、2023年には3億8000万ドルに達する見込である。市場の成長は、主に様々なアプリケーションにおけるコリメートレンズの利点、光学系で従来の球レンズに対して非球面レンを使用するメリットなど、いくつかの要因によるものである。
LED光源が2023年の市場で最大シェア
LED光源は2023年コリメートレンズ市場で最大シェアを取ると予測されている。省エネ、長寿命、コンパクトな体積、高い演色評価数、環境的優位性などが、ランプベースのコリメートレンズに対するレーザ、LEDベースコリメートレンズの主要な利点になる。LED照明システムの利用が、従来の蛍光ランプが使用されるコリメートレンズ系と比較して5倍省エネにできる。
ガラス材料コリメートレズが、2018-2023に最高CAGR 成長
ガラスの屈折率は1.5~1.9であるが、プラスチックでは1.5~1.74である。ガラス材料は、プラスチック材料よりも高密度であり、屈折率の範囲が大きい。したがって、より高い屈折率のレンズ光をより効果的に曲げることができる。また、高い屈折率のレンズの方が、低屈折率の材料でできた同等パワーのレンズよりも薄い。このため、ガラスコリメートレンズ市場の成長に寄与する。
APACが予測期間にコリメートレンズ市場で優位を占める
APACのコリメートレンズ市場は、予測期間に最高CAGRで成長する見込である。APAC諸国の可処分所得の増加が自動車需要の原因となり、これがこの地域のコリメートレンズ市場の急伸につながる。また、自動車製造の増加は、APACにおけるコリメートレンズ市場の成長を後押ししている。LEDヘッドライト装備の自動車の選択が増加し、これがこの地域のコリメートレンズの販売と生産水準を押し上げている。