March, 26, 2018, Munich--日亜化学工業株式会社(「日亜」)は、オスラムGmbH(「オスラム」)と光半導体に関する特許の協力関係拡大について交渉を開始することに合意した。
日亜は、オスラムと2002年および2010年に特許のクロスライセンス契約に合意し、窒化物半導体、青色・緑色・白色LEDおよび半導体レーザに関する特許の共有を進めてきた。この関係をさらに深めるため、日亜社長 小川裕義氏とオスラムオプトセミコンダクター社CEO アルド・カンパー氏はドイツ・フランクフルトで開催中の「Light+Building」において、光半導体に関する特許の協力関係拡大について交渉を開始することを発表した。
小川裕義氏とアルド・カンパー氏は、「2010年のライセンス協力関係構築がその後のLED産業へ大きな影響を及ぼした」ことを強調し、アルド・カンパー氏は、「次世代LEDや半導体レーザの開発に両社で約3,300億円(約25億ユーロ)の投資を行った」と述べた。両社は、今後、登録済みの約2,000件の特許を含む約7,000件の特許についてクロスライセンスの交渉を開始する。
小川裕義氏は、「これらの特許により2010年からの8年間で、半導体製造の薄膜結晶成長、LED用蛍光体およびパッケージング等さまざまな分野の技術が飛躍的に進展した」と述べ、アルド・カンパー氏は、「光半導体市場の更なる成長と新市場の開拓を図るためクロスライセンスの交渉を開始する。この知的財産の相互活用により、先進的な技術・商品の開発・提供し、両社の技術的優位性を確保し続ける」と述べた。
(詳細は、www.nichia.co.jp)