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PPGとUniversal Display、1500万ドル投資で製造能力拡張

November, 9, 2017, Pittsburgh/Ewing--PPGとユニバーサルディスプレイは、ユニバーサルによるPPGのオハイオ州Barberton製造ファシリティへの1500万ドル投資完了を発表した。
今回の投資により、ユニバーサルディスプレイ(Universal Display Corporation)独自のUniversalPHOLEDリン光エミッタの商用生産能力が2倍になり、ファシリティでは20を超える職業が増える。
 ユニバーサルディスプレイコーポレーション(UDC)は、リン光有機発光ダイオード(OLED)材料の大手サプライヤ。これら最先端の材料は、家電や固体照明アプリケーションで鮮やかな色を出す高性能、薄型で、エネルギー効率の優れたディスプレイ製造に使用される。PPGは、ユニバーサルディスプレイのUniversalPHOLEDエミッタ材料の独占的メーカー。
 今回の拡張でPPGのBarbertonプラントの製造能力が増強される。このプラントでは最初のOLED製造ラインが2013年に完成。追加の製造能力は、スマートフォン、タブレット、TVs向け次世代OLEDディスプレイの伸び続ける需要対応に貢献する。PPGが所有し運営している同サイトは、ディスプレイと照明業界の主要顧客の要求に応えるために2社にリソースを提供している。
 2000年にPPGは、UniversalPHOLED材料の商用化と製造のために、ユニバーサルディスプレイと戦略的関係を確立。PPGのBarbertonプラントは1900年開設、現在の従業員は約160名。