June, 9, 2017, Bridgend--Seren PhotonicsとBluGlass Limitedは、セレンのセミポーラGaNテンプレートプロセスをBluGlass MOCVDエピタキシャルサービスに移行するフェーズ1を完了したと発表した。
両社の提携は2016年後半から続いている。目的は、製造プロセスを実験室規模の装置から製造MOCVDプラットフォームに移行すること。フェーズ2は製造プロセスを精緻化し、これによって均一性と歩留まりを改善する。一方、並行開発で欠陥密度をさらに減らす。
セミポーラガリウム・ナイトライド(GaN)は、グリーンギャップ(効率的なグリーンLEDが作れないこと)やLED効率低下(ハイパワーでLEDの効率が漸進的に低下すること)に関わる多くの問題を克服する代替結晶面である。以前は、セミポーラGaNは、バルクGaN結晶から切り取った小さなピースでしか利用できなかった。しかし、セレン技術が、業界標準2インチ、4インチ、6インチサファイアウエファで高品質セミポーラGaNを作製し、商用で使用できるセミポーラデバイスが可能になった。
効率的なグリーンLEDの欠如は、RGB LEDを必要とする多くのアプリケーションの市場規模を制限してきた。既存アプリケーションの障害を減らすとともに、効率向上グリーンLED技術は、急速に立ち上がってくるRGB micro-LED分野などの新しい技術を後押しすることになる。micro-LEDは、低消費電力、鮮明な色を特徴とすることから、次世代ディスプレイ技術で採用されると見られている。AppleとFacebookが、過去3年でmicro-LEDのスタートアップを買収したことで知られている。
(詳細は、www.serenphotonics.co.uk)