April, 18, 2017, Boulder--Navigant Researchは、商用ビル内のエネルギー効率のよい照明の世界市場を調査し、電球、照明器具出荷と販売額の世界予測を発表している。レポートは、2026年までビルディングタイプ、ランプタイプ、地域に分けられている。
商用ビルディングはエネルギーの大消費者であり、HVACシステム、すなわちビルディングエネルギー管理システムのアップグレードなど、高価なオプションと比べて、照明のアップグレードは効率向上のための簡便な方法と見なされることが多い。蛍光灯、ハロゲン、高輝度放電(HID)を含む、安価で効率が低いレガシー照明技術が段階的に廃止になるので、照明市場全体が下降しているにも関わらず、発光ダイオード(LED)販売が増加し続けている。新しいレポートによると、世界のLEDランプ出荷は、2017年に4億4170万個、2026年にはこれが7億8390万個になると予測されている。
ナビガントリサーチのアナリスト、Krystal Maxwell氏は、「LEDは、次の10年で成長すると見られている、商用市場の唯一の照明技術である。LEDは、商用照明市場の全般的な下降に寄与する、これはLEDの長寿命、効率向上、継続的な市場浸透のためである。このような市場全体の下降により、照明会社は収益を生み出す代替手段を探している。例えば、新しい製品を増やす、照明の新規事業モデルなどである」とコメントしている。
LEDは、毎年継続的に価格が下落してきており、他の照明技術に対する競争力が改善されている。このトレンドは、寿命の増加、効率向上、優れた制御性(照明制御の組込ができる)と相俟って、LEDは、商用市場で主要な照明技術になった。
(詳細は、www.navigantresearch.com)