March, 2, 2017, Maharashtra--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)の調査レポート「ディスプレイ市場、2022年までのグローバル予測」によると、市場は、2016-2022年にCAGR 7.5%成長し、2015年の1064億1000万ドルから2022年には1691億7000万ドルに拡大する見込みである。フレキシブルパネル市場の高成長、OLEDベース機器に対する需要増、エネルギー効率がよく魅力的で高性能のディスプレイ製品が、市場成長の主要原動力と見なされている。
ディスプレイ市場ではコンシューマエレクトロニクスが最大シェアを維持
コンシューマエレクトロニクスには、TVs、スマートフォン、タブレット、PCモニタ、スマートウェアラブルが含まれる。これらのアプリケーションが市場で大きなシェアをとっており、次にコンシューマエレクトロニクス産業となる。コンシューマエレクトロニクス業界の成長と、その高い市場シェアの主要原動力は魅力的でハイスペックのディスプレイ製品に対する需要の増加である。
量子ドットLED技術ベースのデバイスが最高市場成長を達成
量子ドット(QD)ベースのデバイスはディスプレイ市場では新しく、シェアは非常に小さいが、OLEDやLEDバックライトLCDと比較して前途有望な技術的優位性があることから、最高の成長率が予測されている。QD-LED技術の市場浸透は、TVsやデジタルサイネージアプリケーションで高くなると予測されている。
予測期間で北米がディスプレイ市場で過半のシェア
米国、カナダ、メキシコで構成される北米が、2015年のディスプレイ市場では最大シェアだった。米国が北米市場の成長に最も大きく貢献している。北米市場の成長は、コンシューマエレクトロニクス領域でQD-LEDやOLEDなどの最新技術の普及が速いことによるものである、これは特に米国について言えることである。人口が多い国々、日本、韓国、中国、インドでは、コンシューマエレクトロニクスや小売分野の盛況と相俟って、APAC地域のパネル製造には膨大なチャンスがある。