February, 14, 2017, Regensburg--LEDの電気的、光学的、熱的機能をに対する要求の高まりを考慮して、新たな材料特性の研究にますます多くの関心が現れるようになっている。FLINGO (Functional Inorganic Layers for Next Generation Optical Devices)プロジェクトの目的は、LEDの特性、効率や耐久性を改善する新しい材料(特にレイヤ)とプロセスの開発である。
プロジェクトの調整役としてオスラム(Osram Opto Semiconductors)は、2017年2月から有名大学、研究機関、企業と協働している。ドイツ連邦教育・研究省が、M-ERA.NET EU戦略の一環としてFLINGOを支援している。
FLINGOプロジェクトの過程で、高品質LED光源製造のための原子層蒸着(ALD)、噴霧熱分解、ゾル・ゲル法など様々な薄膜堆積法が研究され、統合されることになる。オスラムのDr. David O’Brienの下でプロジェクトパートナーは、長寿命化、より小さな電気層、光取り出しの改善など、新たなコンポーネント特性に幅広く取り組んでいく。これらは、新たな材料と画期的な、適応型成長プロセスを必要とする。「プロジェクトの目的は、広範なコンソーシアムの支援によってのみ達成可能である。改善、新たな開発と付加価値連鎖全体にわたる特殊ノウハウが必要になるからだ」とO’Brien氏は説明している。
プロジェクトパートナーは、フィンランドの薄膜技術会社Picosun Oy、Fraunhofer ISC、Vilnius大学、リスボン大学のUninovaなど。
FLINGOは、2020年1月までドイツ連邦教育・研究省がM-ERA.NET EUプログラムの一環として支援する。
(詳細は、www.osram.com)