January, 18, 2017, Hsinchu--DigiTimesによると、LEDエピタキシャルとチップメーカー、エピスタ(Epistar)は、AlGaInPチップと青色LEDフリップチップの製造能力を拡大する。
Epistarの社長、Jou Ming-Jiunn氏によると第1四半期は、閑散期であり、製造能力拡張は第2四半期の需要に向けて準備している。
「Epistarは、元は青色LEDチップ製造に使っていたMOCVD装置をAlGaInPチップ向けに改造を続けている。Epistarは、赤外AlGaInP LEDチップのアプリケーションを安全監視から、2017年にはVR(仮想現実)、AR(拡張現実)や虹彩認識に広げる。その結果、AlGaInP LEDチップの売上高は、2016年第4四半期の25~30%から、2017年には30%超に増加する」とJou氏はコメントしている。
さらにEpistarは、青色LEDフリップチップのチップスケールパッケージング(FC CSP)の歩留まり率を改善しており、2017年にはその製造能力を拡大する。Epistarは、サムスンエレクトロニクス(Samsung Electronics)、LG Electronics、中国のLCD TVベンダがバックライティング向けの青色LEDフリップチップの採用を増やすと見ている。加えて、AppleがiPhone 7カメラフラッシュにLED FC CSPを採用したので、他のスマートフォンベンダも2017年にはAppleに続くことが予想される。Jou氏によると、青色フリップチップの収益率は、2017年には10%を超える見込みである。
Epistarは、2016年に純営業損失を出したが、2017年には製造能力と製品ミックスの調整により、採算がとれるようになる。
(詳細は、www.digitimes.com)