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世界のHB-LED製造、2017-2021にCAGR 3.7%成長

December, 2, 2016, Taipei--Digitimes Researchによると、高輝度LED(HB-LED)の世界的製造規模は、2017年の131億7900万ドルから、2017-2021にCAGR 3.7%で成長して、2021年には152億5000万ドルに達する見込みである。
 オスラム(Osram Opto Semiconductors)や中国の大手メーカーがHB-LEDチップの製造能力を拡大するが、中国メーカーは価格競争の引き金を引くと見られており、したがってそのようなチップは2017-2021の間の成長は緩慢になるとDigitimes Researchは見ている。特に中国の全般的LED生産額は、2017年のCNY6200億(925億ドル)からCAGR 16.2%成長で、2021年にはCNY1兆3000億に増加する。
 HB-LEDチップのアプリケーションに関しては、照明と自動車照明/ディスプレイの生産額は、予測期間においてそれぞれCAGR 12.0%、11.3%成長が見込まれている。ハンドセットやLCD TVsのバックライティング用では世界的生産額は2017年に横ばいにとどまるが、2018年には下降が始まる。IT製品のバックライティング用が毎年5~10%減少し、屋内/屋外ディスプレイ用は毎年0~5%の増加が見込まれている。
 特にLED照明では、世界の市場規模は、2017年の404億2400万ドルから、2021年には705億1000万ドルに拡大する。これは照明製品の普及が、36.7%から70.2%に拡大するからである。
 可視LEDチップに加えて、赤外(IR) LEDチップには、ゲームのセンシング、生体認証、測距、IoT、自動車センサを含めニッチ市場アプリケーションがある。また、UV LEDチップは主に産業用途で用いられる。IR LEDチップの世界的な生産額は、2017-2021にCAGR 30%で成長する、またUV LEDチップの生産額はCAGR 18%の成長が予測されている。