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HB-LED市場、2014-2022にCAGR 10%成長

December, 1, 2016, NY--アライドマーケットリサーチのレポートによると、HB-LED世界市場は、2014-2022の予測期間にCAGR 10%で成長して2022年には290億ドルに達する見込みである。
 2014年、APACが市場で優位を占め、市場全体の販売額の50%を超えるシェア、これに北米が続いた。APACに重要な市場プレイヤが存在すること、サイン、ディスプレイ、大型スクリーンディスプレイなど、HB-LEDアプリケーションが増加していることが、市場の成長を後押しした。
 HB-LEDのアプリケーションは、一般照明、自動車、モバイル、従来の照明の大規模な置き換えにより増えている。コスト効果、エネルギー効率がすぐれており、寿命が長いからであるが、こうしたアプリケーションの増加が市場の成長の原動力になっている。
 2014年、一般照明アプリケーションセグメントが、世界のHB-LED市場で優位を占め、シェアが46%を超えていたが、この傾向は今後も維持されると予測されている。一般照明とは、全体の雰囲気が正しく照明されることを保証する照明システムである。これには、ランプや照明フィクスチャなどの人工照明と、エネルギー消費を減らす自然照明の両方の利用が含まれる。
 モバイルアプリケーションセグメントは大きく伸びると予測されており、予測期間においてCAGR 10.8%の成長が見込まれている。HB-LEDが最小の電力で明るく点灯し、反応が速いことから、モバイル機器でHB-LEDのアプリケーションが多様になっているためである。
 地理的地域の中でAPACが、2014年は売上シェアに最も貢献したが、APACのリードは予測期間を通じて維持されると見られている。この要因は多様であり、例えばLED屋外照明の導入、インストールに関わる政策が、主にインド、ロシア、東南アジア(ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイ)などの新興地域で重要視されるようになっている。

調査の要点
・2014年、一般照明アプリケーションが全般的なHB-LED市場をリードした。予測期間ではCAGR 9.5%成長が見込まれている。
・モバイルアプリケーションセグメントは急成長が期待されている。これは、増え続けるモバイル機器の出荷が増加するためである。
・現在、APACが世界のHB-LED市場をリードしており、予測期間を通じてこのトレンドは続くと見られている。US、日本、インドなどの国々で省エネ照明ソリューションが急速に立ち上がっていることが市場成長の原動力。
・日本は、APAC全体のHB-LED市場をリードしている。この地域での日本の市場シェアは、約1/4である。